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文学・評論 著者別:日本17
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文学・評論 著者別:日本17
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文学・評論 著者別:日本17
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楊令伝 七


北方謙三
¥ 1,680 通常24時間以内に発送
★★★★★

楊令伝 七
男同士の絆を描いた北方水滸伝と楊令伝。 その男同士の絆の中で最も固い絆とは、、、 それは父と息子の絆なのでしょう。 呼延灼と穆凌の父子の絆、そして楊令と父、楊志。 父と息子の絆にはうわべの言葉はいりません。 戦う父の姿と死にゆく父みつめる息子のシーンは本当に感動します。 自分にも息子がいるからこそ感じることができる感動があります。 梁山泊軍V.S.宋禁軍の全面対決が始まります。 終わるのは宋という国の形なのか、童貫率いる宋禁軍なのか、あるいは梁山泊なのか。 どうあっても決着しないでは終われない局面に入ります。 宋の崩壊という史実はさておき、水滸伝以来延々と繰り広げられた叙事詩に北方先生はどう幕を引いていくのでしょうね。 水滸伝の切り口ではありますが、本巻では特に「父子」の絆が重要なテーマとして意図的に表現されている気がします。 この巻では 呼延灼-穆(呼延)凌 楊志(秦明・王進)-楊令 が若干の不安要素もあわせて非常に大きく描かれていますし、これまでの描写の中でも 童貫-岳飛 花栄父子 候健父子 カク思文父子 張横父子 盧俊義-燕青の関係も父子であろうし。 蔡福-蔡豹も。 DNA上...

文庫版 三国志完結セット 全13巻+読本


北方謙三
¥ 8,394 通常24時間以内に発送
★★★★★

文庫版 三国志完結セット ...
1巻を手に取り、ページを開いた。「草原が燃えていた。」冒頭の文章から、見たこともないのに私の頭の中には鮮明な映像が描かれていました。最初は狭い範囲の映像が読み進むうちに広大な大地の映像に切り替わっていく・・・。今までにない経験でした。三国志に関しては、何の事前知識もないまま「ただ長編の物語が読みたい」という動機で、読めるのかな?との不安も持ちつつ、いきなり13巻を購入しました。女性の私でも登場人物の人間描写には「義」という芯を強く感じたし、その価値観の相違によって生まれる「生き様、死に様」のもどかしさも十分に体験できました。涙したシーンは数知れず・・。すべて読み終えたのち、次はいつから読み始めようか?と思える大切な宝物になりました。三国志演義を基にした吉川三国志と比べると、やはり正史が基の北方三国志はストーリーとしては盛り上がりに欠ける。 だが個々の人物描写を詳しく描くことで、戦闘シーンや英傑達の姿が頭の中に映像としてはっきりと浮かんでくる。 吉川三国志が好きな自分としては、序盤は物足りなさを感じつつ読み進めていた(描写がしっかりしているだけに、その人物の心の奥の想いを想像して心に...

魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫)


京極夏彦
¥ 1,090 通常24時間以内に発送
★★★★★

魍魎の匣―文庫版 (講談社...
京極夏彦2作めにして最高傑作として名高い本作。作中にはさまれる幻想的な「匣の中の娘」女子高生の自殺未遂事件、連続バラバラ殺人事件、戦時中の不気味な研究を続ける医学研究所、匣をあがめる新興宗教など禍々しいが、一見無関係に見える事件が一気に収束してゆくラストが圧巻です.戦後のこの時期に免疫学や遺伝子操作などの言葉自体もありませんし、そういう意味で時代背景と京極堂の説明はやや齟齬がありますが、科学と伝奇ものが絶妙に組み合わされた傑作であることはかわりありません。現代の医学水準で考えれば四肢のない状態で生きていくことも人工臓器、臓器移植などある程度可能な技術です。究極は体のサイボーグ化、脳移植や意識の電脳化などでしょうが、これが本当にヒトといえるのか、元の本人と同一のものなのか、考えさせられます.特に臓器移植に関しては我々はもう一度その是非について考える必要があるのではないでしょうか?猟奇的ミステリ小説の傑作、ぜひご一読されることをお勧めします.“ヤンデレ”多すぎ(笑) すっきりしたとも後味が悪いとも云えない独特の読後感でした。 姑獲鳥の夏よりストーリーの構成は向上していると思います。 ...

三国志〈3の巻〉玄戈の星 (時代小説文庫)


北方謙三
¥ 600 通常24時間以内に発送
★★★★★

三国志〈3の巻〉玄戈の星 ...
13巻は長かった。1度挫折していたんだが、くやしいのでもう一度挑戦した。後半、飽きてきてどうでもよくなったが、辛抱強く最後まで読み切った。 これが「三国志」じゃなきゃすばらしい作品なんだろうなあって思う。あくまでも北方さんの「三国志」なんだ。 いいところをあげればきりがないほどたくさんある。まず、戦闘シーンの臨場感・躍動感がすごい。呂布が率いる黒い騎馬集団の表現などは圧巻だ。また、心理描写もリアリティたっぷりで、さらに男気に感じさせられて涙ぐむところもあった。特に、キャラクターが死を迎える時の内的な独白がよかった。 しかし、それもくりかえされると冗長な感じが否めないのと、王覇思想に関心があるのか、そこら辺の議論がうっとうしかった。中国は覇道の国、日本は王道の国、革命を繰り返した民族と万世一系の民族では思考の根っこが違うはず。漢王室の血が400年を経て特殊なものとなり、1000年を過ぎれば神になる的な発想自体が日本的で、この小説にはそぐわない気がする。この議論は日本の皇室のものだからだ。 吉川さんの三国志には遠く及ばない気がする。 北方三国志の大きな魅力の一つである呂布...

魍魎の匣 1 (1) (怪COMIC)


京極夏彦
¥ 588 通常24時間以内に発送
★★★★★

魍魎の匣 1 (1) (怪...
京極夏彦の作品を漫画化したものとしては他に『巷説百物語』、『ルー・ガルー』を知っていますが失礼ながらこの作品ほどの完成度(再現度)はないように感じます。 この作品は、絵の完成度もさることながら、小説独特の心理描写をよく絵に表わしていると思います。(例えば木場刑事の心理状態を表すのに使われた『箱』の描写は巧みでした) 原作ファンにも必見です。 私は両作家さんとも初めましてだったのですが、 ストーリー展開も描写もリアルで、ホラーであの作風の画はほんとに怖いです。 絵柄が受け付けない、と言うのでなければ読んでてのめり込める作品なんでしょうが、 正直私はちょっと苦手です。 でもこの先の展開が気になって、次巻の購入を悩んでいます。 だって、表紙の彼が最後1ページしか出てこない。しかもセリフもない。 とりあえず、しばらく様子をみようと思います。あまりにも素晴らしいコミック化。 作者の愛情と画力と構成力と原作の良質さが融合して生まれた傑作と言っても良いでしょう。 まずキャラクターデザインですが、映画版と違い、どのキャラも原作の描写を余すところなく拾い集めて絵にしたような、まさにイメージ通り...

三国志〈2の巻〉参旗の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)


北方謙三
¥ 600 通常24時間以内に発送
★★★★

三国志〈2の巻〉参旗の星 ...
13巻は長かった。1度挫折していたんだが、くやしいのでもう一度挑戦した。後半、飽きてきてどうでもよくなったが、辛抱強く最後まで読み切った。 これが「三国志」じゃなきゃすばらしい作品なんだろうなあって思う。あくまでも北方さんの「三国志」なんだ。 いいところをあげればきりがないほどたくさんある。まず、戦闘シーンの臨場感・躍動感がすごい。呂布が率いる黒い騎馬集団の表現などは圧巻だ。また、心理描写もリアリティたっぷりで、さらに男気に感じさせられて涙ぐむところもあった。特に、キャラクターが死を迎える時の内的な独白がよかった。 しかし、それもくりかえされると冗長な感じが否めないのと、王覇思想に関心があるのか、そこら辺の議論がうっとうしかった。中国は覇道の国、日本は王道の国、革命を繰り返した民族と万世一系の民族では思考の根っこが違うはず。漢王室の血が400年を経て特殊なものとなり、1000年を過ぎれば神になる的な発想自体が日本的で、この小説にはそぐわない気がする。この議論は日本の皇室のものだからだ。 吉川さんの三国志には遠く及ばない気がする。 北方三国志の劉備は決して善玉ではあ...

三国志〈4の巻〉列肆の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)


北方謙三
¥ 600 通常24時間以内に発送
★★★★

三国志〈4の巻〉列肆の星 ...
13巻は長かった。1度挫折していたんだが、くやしいのでもう一度挑戦した。後半、飽きてきてどうでもよくなったが、辛抱強く最後まで読み切った。 これが「三国志」じゃなきゃすばらしい作品なんだろうなあって思う。あくまでも北方さんの「三国志」なんだ。 いいところをあげればきりがないほどたくさんある。まず、戦闘シーンの臨場感・躍動感がすごい。呂布が率いる黒い騎馬集団の表現などは圧巻だ。また、心理描写もリアリティたっぷりで、さらに男気に感じさせられて涙ぐむところもあった。特に、キャラクターが死を迎える時の内的な独白がよかった。 しかし、それもくりかえされると冗長な感じが否めないのと、王覇思想に関心があるのか、そこら辺の議論がうっとうしかった。中国は覇道の国、日本は王道の国、革命を繰り返した民族と万世一系の民族では思考の根っこが違うはず。漢王室の血が400年を経て特殊なものとなり、1000年を過ぎれば神になる的な発想体が日本的で、この小説にはそぐわない気がする。この議論は日本の皇室のものだからだ。 吉川さんの三国志には遠く及ばない気がする。 予想が外れれば滅び。 しかし、危険な賭...

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)


京極夏彦
¥ 840 通常3〜4日以内に発送
★★★★

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談...
内容に深さもあり、謎解きも「なるほどね」と言わされる。序盤の認識論についての議論は、読書慣れしていないと辛いかもしれない。 難しいからと言って逃げずに中盤まで読むことが出来れば、最後までは一直線の流れにのって楽しむことが出来る。 読み切るのに、だいたい6〜8時間は必要かなと思います。京極夏彦というと「妖怪」とか「おどろおどろしい」というイメージがあり、さけていましたが、あにはからんや「妖怪」はあくまで象徴的な存在であり、京極堂はあくまで、論理的に事件にいどみます。時代が昭和中期、戦後間もない時期ということ、また内容が結構陰惨なことから、横溝正史を連想させますが、妖怪のなりたちや歴史、史実など膨大な知識をベースに事件に挑むミステリ小説です。文系、森博嗣というかんじでしょうか。その厚さ故、レンガ本などと称されますが、ウンチク部分が多い分さほど苦もなく読めます。姑獲鳥の夏は、20ヶ月出産しない女性とその夫の失踪をあつかった事件ですが、事件のトリックは割とかんたんにわかります.とにかく京極堂のウンチクおよび人間そのもののおぞましさを楽しむ小説です。 タイトル通り、本格ものを期待して読んではだ...

三国志 (5の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)


北方謙三
¥ 600 通常24時間以内に発送
★★★★

三国志 (5の巻) (ハル...
13巻は長かった。1度挫折していたんだが、くやしいのでもう一度挑戦した。後半、飽きてきてどうでもよくなったが、辛抱強く最後まで読み切った。 これが「三国志」じゃなきゃすばらしい作品なんだろうなあって思う。あくまでも北方さんの「三国志」なんだ。 いいところをあげればきりがないほどたくさんある。まず、戦闘シーンの臨場感・躍動感がすごい。呂布が率いる黒い騎馬集団の表現などは圧巻だ。また、心理描写もリアリティたっぷりで、さらに男気に感じさせられて涙ぐむところもあった。特に、キャラクターが死を迎える時の内的な独白がよかった。 しかし、それもくりかえされると冗長な感じが否めないのと、王覇思想に関心があるのか、そこら辺の議論がうっとうしかった。中国は覇道の国、日本は王道の国、革命を繰り返した民族と万世一系の民族では思考の根っこが違うはず。漢王室の血が400年を経て特殊なものとなり、1000年を過ぎれば神になる的な発想自体が日本的で、この小説にはそぐわない気がする。この議論は日本の皇室のものだからだ。 吉川さんの三国志には遠く及ばない気がする。 官渡の戦いで袁紹軍を破り、河北四州を手...

三国志〈10の巻〉帝座の星 (時代小説文庫)


北方謙三
¥ 600 通常24時間以内に発送
★★★★★

三国志〈10の巻〉帝座の星...
13巻は長かった。1度挫折していたんだが、くやしいのでもう一度挑戦した。後半、飽きてきてどうでもよくなったが、辛抱強く最後まで読み切った。 これが「三国志」じゃなきゃすばらしい作品なんだろうなあって思う。あくまでも北方さんの「三国志」なんだ。 いいところをあげればきりがないほどたくさんある。まず、戦闘シーンの臨場感・躍動感がすごい。呂布が率いる黒い騎馬集団の表現などは圧巻だ。また、心理描写もリアリティたっぷりで、さらに男気に感じさせられて涙ぐむところもあった。特に、キャラクターが死を迎える時の内的な独白がよかった。 しかし、それもくりかえされると冗長な感じが否めないのと、王覇思想に関心があるのか、そこら辺の議論がうっとうしかった。中国は覇道の国、日本は王道の国、革命を繰り返した民族と万世一系の民族では思考の根っこが違うはず。漢王室の血が400年を経て特殊なものとなり、1000年を過ぎれば神になる的な発想自体が日本的で、この小説にはそぐわない気がする。この議論は日本の皇室のものだからだ。 吉川さんの三国志には遠く及ばない気がする。 北方三国志の張飛は、豪胆だけれど、細や...

三国志 (1の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)


北方謙三
¥ 600 通常24時間以内に発送
★★★★★

三国志 (1の巻) (ハル...
20年以上前に吉川三国志を読んで以来、三国志と名のつくものは結構手にとってきました。 しかしながら、この作品が他の三国志と違うところ、それは抒情詩になっているところ。 三国志は中国最大の叙事詩として知られている作品である。 日本でも人気が高く、漫画、ゲ−ム、アニメなど色々な表現方法で語られつくしている感は否めない。 しかしながら、今回の北方三国志の新鮮なところは、英雄たちの心情描写が物語の主軸におかれているとこれである。その効果は巻を追うごとに作品の中で登場人物のキャラを浮き上がらせ、より強い個性を築き上げている。 特に親殺しの悪名高い呂布の心情表現は斬新で、最大の悪役を英雄に仕立て上げている。 また、劉備や孔明なども、人間として等身大描かれており、孔明が在野でいることの苦悩や、劉備の焦りなど、人としての弱さなども表現されている。 だからこそ、鬼神として描かれている曹操のキャラが際立ち、心理戦としての攻防が躍動的に伝わってくる。 やはり、最低吉川三国志の後に読んで欲しい作品ではありますが、三国志ファンでよかったと思わせる傑作であると確信する。13巻は長かった。1度挫折していたん...

新レインボー小学国語辞典


金田一春彦 金田一秀穂
¥ 2,100 通常24時間以内に発送
★★★★★

新レインボー小学国語辞典
語彙数で下村式…とどちらを選ぶか迷いましたが書店で見比べ現物を見て気に入り購入。今年入学する六歳の息子用です。まだ一人では引けませんが、「カリオストロの城」を観て興味を持ち他の辞書には珍しい「伯爵」などが掲載されており大満足。私は「広辞苑」でそれぞれ一緒に引いて楽しんでいます。最初は「レインボー」という「?」なネーミングや、○学館と比べた場合の人気度から手にとることもなかったこの国語辞典すが、 実際に○学館の国語辞典(某先生推薦)を使ってみてあまりにも調べたい語句が載っていないのが親子共にストレスとなり、その結果こちらの辞典にたどり着きました。 子どもの知的好奇心や学習意欲を満たすために辞書で調べるのに、知りたい・調べたい事柄が載っていない辞書、つまり語彙数の乏しい辞書は致命的です。 また、低学年からの使用を考慮すると、すべての漢字にふり仮名がふってあることは必須です。 以上のことより、この国語辞典は小学校低学年から辞書に親しみたいお子さまに最適だと思います。 小学3年生の子どもが辞書がほしいというので,書店で実際に見比べた結果,本書のほか,光村教育図書の『小学新国語辞典』とベネッ...

三国志〈7の巻〉諸王の星


北方謙三
¥ 600 通常24時間以内に発送
★★★★

三国志〈7の巻〉諸王の星
13巻は長かった。1度挫折していたんだが、くやしいのでもう一度挑戦した。後半、飽きてきてどうでもよくなったが、辛抱強く最後までみ切った。 これが「三国志」じゃなきゃすばらしい作品なんだろうなあって思う。あくまでも北方さんの「三国志」なんだ。 いいところをあげればきりがないほどたくさんある。まず、戦闘シーンの臨場感・躍動感がすごい。呂布が率いる黒い騎馬集団の表現などは圧巻だ。また、心理描写もリアリティたっぷりで、さらに男気に感じさせられて涙ぐむところもあった。特に、キャラクターが死を迎える時の内的な独白がよかった。 しかし、それもくりかえされると冗長な感じが否めないのと、王覇思想に関心があるのか、そこら辺の議論がうっとうしかった。中国は覇道の国、日本は王道の国、革命を繰り返した民族と万世一系の民族では思考の根っこが違うはず。漢王室の血が400年を経て特殊なものとなり、1000年を過ぎれば神になる的な発想自体が日本的で、この小説にはそぐわない気がする。この議論は日本の皇室のものだからだ。 吉川さんの三国志には遠く及ばない気がする。 燃ゆる長江。迫りくる赤い悪魔。 後世に...

三国志〈13の巻〉極北の星 (時代小説文庫)


北方謙三
¥ 600 通常24時間以内に発送
★★★★★

三国志〈13の巻〉極北の星...
通常の歴史小説というのは主人公が決まっているが、三国志には特定の主人公はいない。波乱の時代を駆け抜けていった男も女も、みなそれぞれに生き様があり、個性がある。 そこに、RPGの王様である理由があり、何度も小説や漫画として描かれる理由もあるのだろう。自分がどの登場人物にに感情移入できるか、それこそがこの物語の読み方なのかもしれない。 北方さんの国志では、そういう意味で公平な書き方がされている。善VS悪の構図はない。 圧倒的な迫力の戦闘シーンに、リアリティ感あふれる心理描写、まるで自分がそこにいるかのような気にさせられる。時には切なく、時には清々しく…。13巻の間に何度もそういった思いを抱かされる。 日本人に向けて問いかけられるかのような、王室の血の問題。400年の漢王室の血は特殊でありそれが1000年続けば神聖なものとなる…、堕落した血は腐っており、覇者によって清められる…。王覇の思想対立にあなたはどのような感想を持つのだろうか。三国志モノでは、「どこをもって完結とするか」というのがなかなか重要な課題だったりします。劉備や曹操など、人物に焦点をあてた作品ならばその人の死で完結と...

三国志 (6の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)


北方謙三
¥ 600 通常24時間以内に発送
★★★★★

三国志 (6の巻) (ハル...
13巻は長かった。1度挫折していたんだが、くやしいのでもう一度挑戦した。後半、飽きてきてどうでもよくなったが、辛抱強く最後まで読み切った。 これが「三国志」じゃなきゃすばらしい作品なんだろうなあって思う。あくまでも北方さんの「三国志」なんだ。 いいところをあげればきりがないほどたくさんある。まず、戦闘シーンの臨場感・躍動感がすごい。呂布が率いる黒い騎馬集団の表現などは圧巻だ。また、心理描写もリアリティたっぷりで、さらに男気に感じさせられて涙ぐむところもあった。特に、キャラクターが死を迎える時の内的な独白がよかった。 しかし、それもくりかえされると冗長な感じが否めないのと、王覇思想に関心があるのか、そこら辺の議論がうっとうしかった。中国は覇道の国、日本は王道の国、革命を繰り返した民族と万世一系の民族では思考の根っこが違うはず。漢王室の血が400年を経て特殊なものとなり、1000年を過ぎれば神になる的な発想自体が日本的で、この小説にはそぐわない気がする。この議論は日本の皇室のものだからだ。 吉川さんの三国志には遠く及ばない気がする。 ついに孔明登場。このまま土にまみれて一...

三国志〈9の巻〉軍市の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)


北方謙三
¥ 600 通常24時間以内に発送
★★★★

三国志〈9の巻〉軍市の星 ...
13巻は長かった。1度挫折していたんだが、くやしいのでもう一度挑戦した。後半、飽きてきてどうでもよくなったが、辛抱強く最後まで読み切った。 これが「三国志」じゃなきゃすばらしい作品なんだろうなあって思う。あくまでも北方さんの「三国志」なんだ。 いいところをあげればきりがないほどたくさんある。まず、戦闘シーンの臨場感・躍動感がすごい。呂布が率いる黒い騎馬集団の表現などは圧巻だ。また、心理描写もリアリティたっぷりで、さらに男気に感じさせられて涙ぐむところもあった。特に、キャラクターが死を迎える時の内的な独白がよかった。 しかし、それもくりかえされると冗長な感じが否めないのと、王覇思想に関心があるのか、そこら辺の議論がうっとうしかった。中国は覇道の国、日本は王道の国、革命を繰り返した民族と万世一系の民族では思考の根っこが違うはず。漢王室の血が400年を経て殊なものとなり、1000年を過ぎれば神になる的な発想自体が日本的で、この小説にはそぐわない気がする。この議論は日本の皇室のものだからだ。 吉川さんの三国志には遠く及ばない気がする。 関羽が死んだ。 今まさに、劉備が宿敵曹...

三国志 (8の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)


北方謙三
¥ 600 通常24時間以内に発送
★★★★

三国志 (8の巻) (ハル...
13巻は長かった。1度挫折していたんだが、くやしいのでもう一度挑戦した。後半、飽きてきてどうでもよくなったが、辛抱強く最後まで読み切った。 これが「三国志」じゃなきゃすばらしい作品なんだろうなあって思う。あくまでも北方さんの「三国志」なんだ。 いいところをあげればきりがないほどたくさんある。まず、戦闘シーンの臨場感・躍動感がすごい。呂布が率いる黒い騎馬集団の表現などは圧巻だ。また、心理描写もリアリティたっぷりで、さらに男気に感じさせられて涙ぐむところもあった。特に、キャラクターが死を迎える時の内的な独白がよかった。 しかし、それもくりかえされると冗長な感じが否めないのと、王覇思想に関心があるのか、そこら辺の議論がうっとうしかった。中国は覇道の国、日本は王道の国、革命を繰り返した民族と万世一系の民族では思考の根っこが違うはず。漢王室の血が400年を経て特殊なものとなり、1000年を過ぎれば神になる的な発想自体が日本的で、この小説にはそぐわない気がする。この議論は日本の皇室のものだからだ。 吉川さんの三国志には遠く及ばない気がする。 周瑜。揚州の華。咲き誇り、枯れて散った...

東京島


桐野夏生
¥ 1,470 通常24時間以内に発送
★★★

東京島
物語に起承転結がなく間延びしていて、「次はどうなるのだろう」というページをめくる期待感がまったく持てなかった。帯を読んでドキドキ・ハラハラするようなサスペンス的な要素を期待して購入したが、全くの期待はずれでした。桐野さんの作品だから読むけど正直、あらすじを読んだだけで気が滅入りました 「無人島で、数十人の男の中に女が一人」ですよ?いやでもエログロ系の話を想像しちゃいます。 さらに1ページ目でいきなり明らかになるのですが、この女っていうのが「46歳」なんです。 若い男たちがこの唯一の女をめぐって、サバイバル・・・・。 この設定、思いついてもなかなか書けるもんじゃない。 よっぽどうまくやらないとB級のエログロ小説にしかならないのに、そこはやっぱり桐野夏生!! 人間の欲、醜さ、非常事態で発狂していく様子が色濃く描かれ、 女性の図太さ、計算高さ、したたかさは憎たらしいくらいよく出ています。 女の汚い内面を描かせたらこの人ほどうまい作家はいません。 サバイバルよりも人間の人間らしい面がどんどん壊れていく過程に読み応えを感じました。 非常時もみんな仲良く協力しあって・・・なんてのは幻想。 「他...

三国志〈11の巻〉鬼宿の星 (時代小説文庫)


北方謙三
¥ 600 通常24時間以内に発送
★★★★★

三国志〈11の巻〉鬼宿の星...
13巻は長かった。1度挫折していたんだが、くやしいのでもう一度挑戦した。後半、飽きてきてどうでもよくなったが、辛抱強く最後まで読み切った。 これが「三国志」じゃなきゃすばらしい作品なんだろうなあって思う。あくまでも北方さんの「三国志」なんだ。 いいところをあげればきりがないほどたくさんある。まず、戦闘シーンの臨場感・躍動感がすごい。呂布が率いる黒い騎馬集団の表現などは圧巻だ。また、心理描写もリアリティたっぷりで、さらに男気に感じさせられて涙ぐむところもあった。特に、キャラクターが死を迎える時の内的な独白がよかった。 しかし、それもくりかえされると冗長な感じが否めないのと、王覇思想に関心があるのか、そこら辺の議論がうっとうしかった。中国は覇道の国、日本は王道の国、革命を繰り返した民族と万世一系の民族では思考の根っこが違うはず。漢王室の血が400年を経て特殊なものとなり、1000年を過ぎれば神になる的な発想自体が日本的で、この小説にはそぐわない気がする。この議論は日本の皇室のものだからだ。 吉川さんの三国志には遠く及ばない気がする。 二人の弟を殺した呉への復讐を誓う劉備。...

三国志〈12の巻〉霹靂の星 (時代小説文庫)


北方謙三
¥ 600 通常24時間以内に発送
★★★★

三国志〈12の巻〉霹靂の星...
13巻は長かった。1度挫折していたんだが、くやしいのでもう一度挑戦した。後半、飽きてきてどうでもよくなったが、抱強く最後まで読み切った。 これが「三国志」じゃなきゃすばらしい作品なんだろうなあって思う。あくまでも北方さんの「三国志」なんだ。 いいところをあげればきりがないほどたくさんある。まず、戦闘シーンの臨場感・躍動感がすごい。呂布が率いる黒い騎馬集団の表現などは圧巻だ。また、心理描写もリアリティたっぷりで、さらに男気に感じさせられて涙ぐむところもあった。特に、キャラクターが死を迎える時の内的な独白がよかった。 しかし、それもくりかえされると冗長な感じが否めないのと、王覇思想に関心があるのか、そこら辺の議論がうっとうしかった。中国は覇道の国、日本は王道の国、革命を繰り返した民族と万世一系の民族では思考の根っこが違うはず。漢王室の血が400年を経て特殊なものとなり、1000年を過ぎれば神になる的な発想自体が日本的で、この小説にはそぐわない気がする。この議論は日本の皇室のものだからだ。 吉川さんの三国志には遠く及ばない気がする。 どちらも、英傑死後の国を支える柱でありな...